サウンド重視

『Nuyorican Soul』Nuyorican Soul

B0001HDK3Q
1997 アメリカ
ジャズやラテンをフレッシュに聴かせるセンス #
アルバム全体としての幅と奥行きと流れの気持ちよさ #
極上のハウスミュージックならではの華やかな夜の匂い #
音楽が好きでよかった!と思える度 #
総合点 #

~すべての音楽ファンに捧げる、NY生まれプエルトリカンの魂~

ハウス・ミュージックの聖地といえばニューヨーク。そのニューヨーク・ハウスを代表するアーティストといえば、マスターズ・アット・ワーク(Masters At Work=MAW)ということになるでしょう。
ルイ・ヴェガとケニー・ドープの2人によるDJ/プロデューサーユニットであるマスターズ・アット・ワークは、様々な音楽スタイルを取り込むことで、ハウスという音楽の守備範囲を広げて進化させました。 (続きを読む…)

『Achtung Baby』U2

B000001DTM
1991 アイルランド
楽曲のクオリティ #
聴覚的な気配りが生む気持ちよさ #
バンドとプロデューサーの化学反応 #
時代の空気を閉じ込めた感 #
総合点 #

〜(U2+奇才プロデューサー)×(時代の変わり目のベルリン)=名盤〜

1980年のデビュー以来、30年にわたってロック界の最重要バンドとして活躍し続けている、U2。
これまでに獲得したグラミー賞は、ロックバンドとしては最多の22。最近ではヴォーカルのボノが、環境問題にも積極的に発言する活動家としても世界的に認知されています。
(続きを読む…)

『GHV2 – Greatest Hits Volume 2(グレイテストヒッツ2)』Madonna

B00005OOHG
2001 アメリカ
人としてのオーラにまず圧倒される度 #
大衆的ポップスとしてのキャッチーさとクオリティ #
最先端の音を着こなすセンス #
女王の地位に安住せず攻め続ける姿勢 #
総合点 #

〜太く長く攻め続ける姐御の生き様総括その第二弾〜

「Like a Virgin」や「Material Girl」などの大ヒットにより、1980年代のポップ音楽シーンに女王として君臨することになったマドンナ。
時代の空気を反映したキラキラのダンスポップは世界中で愛され、また彼女自身の行動や発言そして存在そのものが世の中に大きなインパクトを与えてきたのです。保守的な人々は彼女のビッチで不信心な感じを嫌い、一方で多くの女性たちやゲイたちは胸を張って生きる勇気をもらったりもしてきました。
マドンナっていう人物、1980年代を代表する女性のひとりと言っても過言ではないでしょう。
(続きを読む…)

『Red Hot + Riot』

B00006LWSB
2002 アメリカ
ナイス企画にナイス人選 #
未来のファンクを先取り感 #
呪術的アフロビートの中毒性 #
オリジナルへの解釈のすがすがしい攻めっぷり #
総合点 #

~敬意をこめてアフロビートをぶっ壊したら、未来のファンクが生まれた~

このアルバムは、タイトルからもわかるとおり、エイズ撲滅のためのチャリティーのために作られた「Red Hot」シリーズの一環です。
「Red Hot」シリーズはこれまでにも、ブラジル音楽やジャズなど毎回異なったテーマで豪華なメンツのオムニバスを制作してきたのですが、この『Red Hot + Riot』では、アフロビートの帝王こと、フェラ・クティを取り上げています。
彼自身エイズで亡くなったわけで、「Red Hot」シリーズにはうってつけの人選といえるでしょう。
(続きを読む…)

『Symphonic Suite AKIRA』芸能山城組

B00005GXAG
1994 日本
民族音楽が生むサイケデリック感 #
変拍子マニアも納得のポリリズムの嵐 #
欧米の音楽では味わえない荘厳さ #
世界のレアな歌唱法を集めたカタログとしての充実度 #
総合点 #

〜伝説のジャパニメーションを伝説たらしめた近未来の民族音楽〜

1988年に公開された映画『AKIRA』。世界中で評価されたジャパニメーションのさきがけとして、その存在はもはや伝説となっています。
2019年、謎の大爆発で東京が崩壊した後、東京湾にできたネオ東京という人工都市を舞台に、超能力者と軍と暴走族と新興宗教と左翼ゲリラがからみあって大暴れする、近未来サイバーパンクSF巨篇。原作は、マンガ界の流れを完全に変えた大友克洋。『ヤングマガジン』に連載されていた当時から話題だった原作を、当時の最高峰の技術で映画化したわけです。

(続きを読む…)